傾斜復元力


傾斜復元力

石場建て柱脚が固定されていない場合に生じる、柱の傾きに抗して元に戻ろうとする力。作用している鉛直荷重(柱頭に載る重量)と柱の傾斜角によって決まる。

力学的原理

柱が傾くと、柱頭の鉛直荷重の作用線が柱脚の位置からずれ、元に戻ろうとするモーメントが生じる。これが傾斜復元力。

限界耐力計算での考慮

  • 耐震要素のひとつとして限界耐力計算に組み込める
  • エネルギー吸収能力はないため、単独では地震に対して不十分
  • 屋根が重く(重量が大きく)、柱が太い建物ほど有効に寄与する

注意点

柱脚が滑りすぎると復元力を発揮できなくなる。礎石のずれ量にも注意が必要。

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