土壁
小舞(竹・木)を下地に荒壁土・中塗り土・仕上げ土(漆喰など)を重ねた伝統的な壁。伝統木造における代表的な耐震要素。
力学的特性
- 初期剛性は低い
- 大変形時に粘り強く抵抗する(剛性低下後も耐力を維持)
- 筋交いなど剛性の高い要素と組み合わせると変形特性が合わないことがある
施工・劣化
- 両面塗りか片面塗りかで耐力が変わる
- 柱梁との間渡しが不十分だとパネル状に外れて性能が発揮できない
- ひび割れ・欠損・剥落の状態を調査で確認する
計算での扱い
限界耐力計算では変形角に応じた復元力特性(荷重-変形関係)を入力する。実験データ・指針値を参照し、劣化状態を踏まえて設定する。