保有水平耐力計算
建物が終局状態に至るまでの変形能力(Ds値)を考慮して保有水平耐力を評価する計算手法。変形能力が高い建物ほどDs値を小さくでき、必要耐力を低減できる。
Ds値(構造特性係数)
- 建物の変形性能・破壊性状を反映した無次元係数
- 0.25〜0.55の範囲で設定(小さいほど変形性能が高い)
- 伝統木造は変形性能が高い場合がある
限界耐力計算との比較
| 項目 | 限界耐力計算 | 保有水平耐力計算 |
|—|—|—|
| アプローチ | 応答変形を直接算出 | Ds値で必要耐力を低減 |
| 共通点 | どちらも変形性能を評価 | どちらも変形性能を評価 |
本質的には同じ「変形性能の高い建物は必要耐力を低減できる」という考え方に基づく。